ファミリーキャンプで【テントマット】を真剣に選ぶための3つのこと

テントマット

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更新:2020年10月20日

キャンプへ行って、眠れず、翌朝、身体が痛くて起き上がれないことって
ありますよね。

こんな時は、「キャンプマットを見直しましょう」って、身体が言っているんです。

そこで、キャンプ用マットを買い替えるのに、必要なことを書いていきます。

1.キャンプマットの必要条件

2.キャンプマットの規格について

3.キャンプマットの選び方

こういったことについて答えます。

1.キャンプマットの必要条件

キャンプ

キャンプへ行くのに、荷物は少ないほうがいいに越したことはないですよね。

軽くて少ない荷物でキャンプが出来ればいいのですが、マットに関しては、

・「キャンプ場へ行ってちょっとぐらい手間をかけても安心して眠りたい派」か、

・「できるだけ手間をかけたくない派」によってマットが違ってきます。

ですが、キャンプの時は、不便を楽しんで頂くことも、楽しみだと思っています。

まずは、押さえておきたい、キャンプマットの必要条件は、

1.1) 身体が痛くならないこと

1.2) 地面の熱が伝わらないこと

1.3) かさばらないこと

です。

説明していきます。

キャンプ場のサイトの状況などによって、考えられることは、

1.1)身体が痛くならない

・床が硬かったり、石ころが気になる

意外にあるのが、マットが薄すぎて、石ころが気になって眠れなかった。

こんな経験をすることが多いようです。

1.2)地面の熱が伝わらないこと

・寒くて眠れない

・冷え込んだ地面の冷たさに触れると、身体が一気に冷えてきます。

冬のキャンプなどでは、命とりにもなりかねませんので、

とても重要であることはわかると思います。

1.3) かさばらない

・一般的にそんなに大きな車ではないので、出来るだけコンパクトなマットがいい。

・人数分のマットが必要になるため、かさむ。

2.キャンプマットの規格について

キャンプ

2.1)規格ってどんなもの

キャンプマットには、規格があるんです。

規格といっても、表示義務はないようですが、キャンプサイトの土の温度が身体に伝わりにくさを示す規格だと思ってください。

それは、「R値」といいます。

2.2)R値は熱の伝わり方

もともとは、日本では建築で「省エネ基準」というものがあり、建物の熱が内部に入ったり

外へ逃げる熱を計算し、快適に過ごすための基準からきているようです。

「R値」は、数値が大きいほど断熱性能が優れていることを表しています。

2.3)キャンプマットの性能としてのR値

キャンプマットの「R値」2~6程度の表示があるようです。

この数字は、空気を「1」としたときの数値を示しています。

ちなみに、「R値」は「2」以上のキャンプマットを選ぶといいといわれています。

ただ、キャンプマットに使用している材料の断熱量を測定する明確な規格はありませんので、

メーカーごとに別々の方法で測定しているため、「R値」は参考程度にしておいていいようです。

3.キャンプマットの選び方

キャンプ

3.1)素材から選ぶ

キャンプマットには大きく分けて3種類にタイプ分けができる

3.1.1)クローズドセルと呼ばれるウレタン素材

3.1.2)エアーマット式

3.1.3)インフレーターマット

では、特徴を紹介しましょう。わかっている方は飛ばしてください。

3.1.1)クローズドセルと呼ばれるウレタン素材

クローズドセルには、通称銀マットと呼ばれる古くからあるものや、

折りたたみ式のウレタンマットなど、かさばるけど、設置や撤収が簡単で

「R値」は1.5~2.6程度である

3.1.2)エアーマット式

エアーマット式は、空気で膨らませるタイプで、キャンプ場についてから、

ポンプなどを使って膨らませ、撤収時にエアーを抜いてから、持ち帰ります。

コンパクトに収納できるため持ち運びも楽である。

エアーマット式はクッション性が高く、空気が媒体であるために、

3種類のうちで、「R値」は最も高い。

3.1.3)インフレーターマット

インフレーターマットと呼ばれるエアーマットに発砲ウレタンなどを入れるタイプ

発砲ウレタンとエアーを組み合わせることで、寝心地がよく、自動的に膨らむ

機能を付けているものがある。

しかし、撤収時には、エアーを抜いてから撤収する必要があるため、

手間がかかります。

「R値」はエアーが入っているためかなり高いが、各メーカーのカタログに数値は

記載されていないようだ。

3.2)形状から選ぶ

3.2.1)キャンプマットの長さ

3.2.2)キャンプマットの厚さ

3.2.3)キャンプマットのR値

3.2.1)キャンプマットの長さ

まずは、身長に合わせて、長さを選びましょう。

山岳キャンプをするときには枕に持って行った荷物などを使えるため、

枕の分の長さが短くてもいいですが、180~186cm程度の長さのマットが

あります。

3.2.2)キャンプマットの厚さ

一般に1.0~6.3cm程度の厚さのマットがありますので、「R値」などを確認し、

選ぶといいでしょう。

ただ、「R値」の記載もないようなマットなどもありますので、ちょっとくらいの

でこぼこくらいなら寝られるという方は、1.5cm程度で「R値」が2以上の

クローズドセルマットでもいいでしょう。

しかし、この間、眠れなかったという方は、5cm程度のインフレータブルマット

を選ぶことで、間違いなく眠れると思います。

3.2.3)キャンプマットのR値

できるだけ「R値」を気にして頂きたいとは思っているのですが、

「R値」が記載されているのは、クローズドセルマットだけのようです。

あまり神経質になってまで「R値」を気にする必要がないことがお分かりいただけ

たでしょうか。

あくまでも参考程度ですが、ウレタンマットを選ぶときは、「R値」を気にして

いただいたほうがいいようです。

4.まとめ

キャンプマットは

・キャンプマットの必要条件

・キャンプマットの規格について

・キャンプマットの選び方

を参考に選んでいただけるといいと思います。

キャンプマットには、

・クローズドセルタイプ

・エアーマットタイプ

・インフレーターマット

の3種類に分けられる。

キャンプ場に着いてから、できるだけ作業を減らしたいという方は、クローズドセルタイプを選んでください。

ちょっと手間がかかっても寝心地がいいほうがいいという方はインフレーターマットかエアーマットを選ぶことで快適な眠りにつくことができそうです。

最後に、それぞれのタイプで、私がおすすめするキャンプマットを1点づつ紹介します。

・クローズドセルタイプ

サーマレスト

商品名:Zlite Sol

展開サイズ:51x183cm

収納サイズ:13cmx14cmx 長さ51cm

厚さ:2cm

R値:2.6

重量:410g

参考価格:6,820円

詳細は、こちらから  

・エアーマットタイプ

ロゴス

商品名:エアベッドオート 130

展開サイズ:134x186x21cm

収納サイズ:22x22x 長さ38cm

厚さ:21cm

R値:-

重量:3.7kg

材質:PVC、ABS

その他:電動ポンプ、フットポンプ、収納バック等付属

参考価格:8,470円

詳細は、こちらから  

・インフレーターマット

サーマレスト

商品名:プロライトプラス R ポピー

展開サイズ:51x183cm

厚さ:3.8cm

収納サイズ:外径12cm x 長さ28cm

R値:3.4

重量:570kg

表面材質:50Dミニヘックスポリ

裏面材質:50Dポリエステル

その他:付属品:タッフサック

参考価格:13,200円

詳細は、こちらから 

以上、いろいろ説明してきましたが、冬キャンプに行かれる場合は、R値の高い

キャンプマットを選ぶことで、キャンプが安心して眠れることでしょう。

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